今回は、学校に入ったはいいものの、いわゆる“先生ガチャ”でハズレを引いたときにどうするかという話です。
SNSでよく見かける「先生ガチャでハズレを引いた」
個人的には、なんでもかんでもガチャに喩えるのはいかがなものかと思っています。相手に失礼です。
ですが、SNSなどで「先生ガチャでハズレを引いた」という声が多く聞かれることもまた事実。言及せざるをえません。
では、彼らは具体的に何をもってガチャのハズレとしているのか。
（１）授業がつまらない
（２）教え方が下手
（３）そもそも教えようという気が感じられない
私が生で聞いた声やSNSの投稿などを整理しますと、だいたいこのようなものです。
どの学校にも質の低い先生はいる
実際、どの学校にも「教え方が下手な先生」や「時代に合った教員の役割を理解していない先生」がいることは事実です。
特に東洋医学系の科目を教えている先生は頭の中がアップデートされていないことが多いです。
「教えてやっている」
「教えてもらいたかったら聞け」
「教えてもらえて当然だと思うな」
「教えない。見て学べ」
まるで弟子に対して取るような態度を、学費を納めている生徒に対しても取る人がたくさんいらっしゃるようです。
あまり悪く言いたくはありませんが、生徒から貴重なお金をもらって仕事をさせてもらっているという感覚の人は残念ながら少ないというのが現実としてあると思います。
この業界は職人の世界なので、個人的にはそれも仕方ないのでは？ と思わなくもないです。
ですが、時代に合っているかと言われれば、おそらく合っていないのでしょう。
それがSNSなどでぶちまけられている不満にあらわれているのだと思います。
ハズレを引いた場合
ハズレの先生を引き当ててしまった場合、どうするのか？
残念ながら、それ自体はどうしようもありません。
進学予備校であれば、生徒から不人気な先生や生徒の成績を上げられない先生はすぐにクビになります。
いっぽう、あん摩マッサージ指圧師や鍼灸師の養成学校や、整体学校、スクールなどではまずクビになることはありません。
いくらあなたが不満に思おうが、SNSで告発しようが、その先生は学校の理事長に嫌われない限りは居座り続けます。
そうなりますと、もうあなたの考え方を変えるしかないということになります。
だって仕方ありませんよね？ その先生はいなくならないのですから。
先生ガチャでハズレを引いた場合は、
・勉強するのは先生ではなく自分。自分で勉強するしかない
・教えてくれない先生なら、自分から食いつく
もうこのように考えて頑張るしかありません。
どのみちあん摩マッサージ指圧師や鍼灸師の国家試験は難しくありませんし、いくら教え方の下手な先生に当たったとしても自分で勉強すれば受かります。整体学校などは資格ビジネスに近い性質のところも多いですので、卒業は学費を払えば誰でもできます。
時間は貴重です。愚痴で頭の中をいっぱいにするのは非常にもったいないことです。
少しでも建設的な方向に頭を向け、有意義な学校生活を送ってください。
